転職したいと考えるものの、今の仕事をしながら転職活動を行なったり、円満に退職するためのあれこれをこなす負担を考えると、なかなか最後の一歩が踏み出せない人もいるのではないでしょうか。

転職はキャリアや働き方を大きく変えるきっかけになるため、慎重に考える必要があります。
なかでも転職するタイミングはその後のキャリア形成に大きな影響を与えるため、本当に今転職するかどうかを決断する際の重要な要素になります。

この記事では転職においてタイミングを考慮すべき理由と、年齢・転職目的別に最適なタイミングを解説します。あなたのキャリアパスを描く上でのヒントになれば幸いです。

転職のタイミングに悩んだら、転職エージェントを利用しよう
転職にベストな時期は一人一人異なります。しかし、転職のプロに相談することで、適切なタイミングを見つけることができるでしょう。 一方で、転職を成功させるためには相性の良いエージェントと出会えるかどうかが重要です。 こちらの記事では、数ある転職エージェントから、自分にぴったりのエージェントを見つけるために、
  • 転職エージェントを選ぶ際に気をつけたいこと
  • 転職エージェントをうまく活用するポイント
  • 転職エージェントに関するQ&A
などについて、徹底的に解説しています。 これを読めば、転職の悩みを解決してくれるエージェントに出会えるはずです。

目次

求職数が増えれば転職者数も比例して増える傾向にあるので、転職のタイミングは季節要因を考えなくて良い

30代 転職 タイミング

はじめに押さえておきたいのは転職において「転職しやすい時期・月」というのは昔と比べなくなってきているということです。

これまでは人事異動などが行われる4月10月に合わせて転職活動が盛んになり、求人数もその時期に増える傾向にありました。求人の数が多ければそれだけ選択肢が増えることになるため、転職のタイミングとして最適だと考えられていたのです。

しかし、現在は通年採用の考え方が広まっており、時期を問わずに求人が存在するようになってきました。

こちらは月ごとの新規求人数と新規求職者数を表したグラフです。このグラフからも分かる通り、10月に求人数が増え、1月は求人数がピークとなることが分かっています。
しかしながら、そういった時期は同様に転職者数も増える傾向にあり、実質的な倍率は変わらないという事態になる事が多いのです。
逆に、求人数が落ち着く5月と12月は求職者数も少なくなっていることがわかります。
そのため、年間を通して季節的な転職タイミングを考えるよりも、自身のキャリア構築に適したタイミングを考えるほうがよほど重要となります。
この月ごとのタイミングについては以下の記事で詳しくまとめています。求人数や有効求人倍率などのデータをもとに多角的な分析を試みているので、併せてご覧ください。
https://lavel.jp/career/knowledge/598/

転職に適したタイミングは「キャリアが評価される時期」と「転職をする目的」の2軸で判断すべき

求人数や採用活動の変化により、時期ではなく自身のキャリア構築を考慮したタイミングで転職することが重要なことがわかりました。
とはいえ、「キャリア構築を考慮したタイミング」がいつなのか、あまりイメージは湧きませんよね。
今度は実際に転職を検討すべき具体的なタイミングについて考えていきましょう。

業界にもよりますが、特にIT・Web業界では若いうちから積極的に転職をするのは決して珍しい話ではなくなってきており、転職へのハードルは昔に比べ低くなってきています。

とはいえ、転職のタイミングを誤ってしまうと転職後に苦労してしまうリスクが高まります。

この時、転職をして後悔しないためには「転職時の年齢」と「転職目的」を照らし合わせ、転職をすることが妥当な選択かどうかを判断することが大事になります。

今回はこの二軸に沿って転職の最適なタイミングを探っていきましょう。

年齢別:転職を検討すべきタイミングとは?

年齢によって選考の通過率が変わってくると聞いたことはありませんか?
年齢が転職において影響力を持つ理由は、企業の求める人物像が年齢によって大きく左右されるケースが多いためです。

詳細は後述しますが、未経験からでも自発的に学び、これからの成長を求めるような会社では若い人を、これまでの実績が評価され即戦力として活躍できる人材を求める会社では30代前後の人を積極的に採る傾向にあります。

そのため、自分と相性の良い(=選考通過率が良い)企業や求人は年齢を目安にして判断することができます。

もし明確に転職を希望している企業があるのであれば、その企業から最も高く評価されるタイミングで選考を受けた方が有利ですよね。そういった意味で年齢は一つのわかりやすい基準となっています。

20代:ポテンシャル重視の採用チャンスあり。新卒入社3年目未満か20代後半が良いタイミングに。

転職サービスを手がけるdodaが行なった「転職成功者の年齢調査(2019年上半期)」によると、転職活動を行い、実際に成功した人が最も多い年齢は20代後半となっています。

このタイミングの転職は若さゆえのポテンシャルと実績のバランスが良く、新たなキャリアを築く転換期としてもちょうどいい時期になるため、企業側から最も価値の高い人材として評価されやすいのです。

そのため、現職で一通りの業務をこなせるようになり、キャリアアップを考える20代後半のタイミングでの転職はおすすめできます。

また、最近では「第二新卒」と呼ばれる枠での採用数が増えてきています。これは新卒入社から3年以内で転職活動をしている人のことをまとめて指しており、ポテンシャルを重視した採用が行われていることが特徴です。

第二新卒は大学生よりも社会人スキルがある一方で、社会に出てからまだ経験が浅いため仕事をすすめる上での独特なクセがなかったり会社の色に染まっていないことがほとんどです。

そのため、入社後すぐにOJTなどを通して成長できる素地を備えており、ポテンシャル次第で活躍の余地が大いにあるという点で期待されており、有利に転職活動を進められるチャンスが増えているのです。

ただし、第二新卒で転職を考える場合、入社から年数が浅いタイミングで転職を検討する理由を説得力をもたせて説明できるかどうかによって転職成功率が大きく変わってくるため注意が必要です。

早期転職に社会が寛容になってきているとはいえ、やはり「なぜこんなに早く転職を決めたのか」を気にする企業や人事担当者の方は多く、面接でも必ず突っ込まれます。
自分なりに軸を持ち、強い意志をもった上で転職を決意したことが伝われば企業側もポジティブに捉え、採用を前向きに考えてくれます。

30代:即戦力の人材として転職市場において需要が高まっているが、早めの行動が吉。

転職市場では20代の人材が最も価値が高いと先述しましたが、そうなると30代での転職活動は不利になってしまうのか気になりますよね。
30代の転職に最適なタイミングを見る前に、どの程度転職実現の可能性があるのかについて、データを参照しつつ考えてきたいと思います。
人材紹介会社のエン・ジャパンのミドルの求人動向調査(2018年)によると、35歳以上のミドル層を対象とした求人募集が今後増えると回答した転職コンサルタントは、実に85%にものぼりました。

またこの調査では、2016年以降3年連続で増加を支持する割合が増え続けています。否定的な意見は、なんと1%にとどまっているのです。
この背景には定年退職制度を廃止する企業が増えてきていることや、人材不足による、即戦力の需要が高まっていることなどがあります。
また、同じく人材紹介会社のパーソルキャリアが発表した転職成功者の年齢調査(2017年下半期)によると、以下のような結果が明らかになりました。

これは、2007年〜2017年までの10年間で、転職成功者の平均年齢がどのように推移しているかが分かるグラフです。このデータによるとここ10年のあいだに転職成功者の平均年齢は高くなり続けていることが分かります。
特に男性に関しては、直近の2017年下半期で32.7歳をマークし、転職者の中心が30代前半であることが明らかになりました。
このことから、30代の転職の実現可能性は決して低くなく、むしろ高いことが分かりました。
これらを踏まえ、30代の転職タイミングについて考えてみましょう。

30代前半(30〜34歳):20代までの実績を生かし、即戦力として早めの転職を検討したい

まず前提として、30代前半は即戦力を求められる傾向にあります。
企業側は入社後にプレイヤーとして活躍してもらえるような人材を希望することが多く、順当なキャリアアップのためには同業界もしくは関連業界への転職が前提となります。
また、社員の平均年齢が低い企業ではマネージャー(管理職)候補としての働きも期待されることがあります。逆に言えば、マネジメント経験が無い方にとってはこれから執り行えるチャンスがあることになります。
即戦力性が重要であるため、前職での実績やスキルは転職において欠かせないポイントとなってきます。20代のうちに実績を積み、それらの成果を持って転職活動を行うことが求められるでしょう。
逆に言えば、実績がなければ転職は難しくなってくるともいえます。30代に差し掛かったばかりの方や、30代でのキャリアプランを構築している20代後半の方は、34歳までの転職に向けて実績を作ることが重要です。

30代後半(35〜39歳):タイミングよりもマネジメントスキルの有無が転職成功率を左右する

30代も後半に差し掛かると、即戦力性だけでなくマネジメントスキルも問われるようになってきます。
企業側は「管理職(候補)」を視野に入れた採用活動を行います。そのため、それまでに行ってきたマネジメント経験は、転職の際に大きなアドバンテージとなるでしょう。
とはいえ、必ずしも具体的な役職(〇長、マネージャーなど)が必要であるとも限りません。社内プロジェクトを推進・管理した実績や、新卒社員の研修や育成に携わったなど、業務としての実績が評価されるケースもあるためです。
その際は行った、という事実だけでなく、どのような点に試行錯誤したのかや、どういったスキルを得ることができたのかなど、汎用性や再現性の高さをアピールすることが重要です。
30代後半の採用ハードルはこれまで以上に高く設定されます。今現在マネジメント実績がない30代前半未満の方は、プロジェクトや教育担当など身近な業務のマネジメント実績を積んでおくようにしましょう。

40代:転職市場における需要が二極化。専門的な知識やスキルがあれば転職可能

40代になると、転職成功率はタイミングではなく自身のスキルの高さや専門性といった人材的な価値によって全てが決まります。
一般的な転職サイトでは対象となる求人が少なくなるため、転職エージェントを活用したりヘッドハンティング業者からの声かけによって転職するケースが増えます。
この場合、管理職や責任者としてのポジションでのオファーがメインとなるため、これまでの実績を評価されるような人であれば転職できると言えるでしょう。
逆に、年齢相応の実績を残せていないと転職のハードルはかなり高くなってしまうため、もし現在「仕事があっていない」「どうも向いていない」と感じているのであれば、どんなに遅くとも30代前半までに転職し、新たなキャリアパスを作り出した方が良いと言えるでしょう。

目的別:転職に最適なタイミングは?

目的を果たすために「転職」をすることがその人にとって最善の選択肢になるかは、タイミングによって決まります。

例えば「キャリアアップ」を目的に転職したいと考えた場合でも、入社から1年未満でその理由を挙げて転職活動を行っても(まだ現職でやれることが多いのではないか)という印象を与えてしまいますよね。

あなたが転職で実現したいことが明確になっている場合、下記で解説する通りおのずと最適な転職タイミングに目星をつけることができるようになります。

転職を成功させるために、最適な転職時期から逆算して今すべきことを順番に書き出して戦略を立てておくと良いでしょう。

同じ業界でキャリアアップを目指すために転職:20代後半〜30代前半

キャリアアップを目的とした転職を考える場合、「今の環境でできることは一通りやりきった」「今の会社ではこれ以上のキャリアアップは難しそうだ」と感じたタイミングが最適になります。

今用意されている環境で任された業務に対して一通りこなすことができるようになるタイミングは一概には言えないものの、20代後半から30代前半でそのタイミングに差し掛かることが多いと考えられます。

環境にも業務にも慣れが生じ、惰性でルーティーンワークをこなすような日々が続き、新しい学びを得ている実感が薄れていると感じる頃が転職するのに絶好のタイミングと捉えましょう。

別業界へキャリアチェンジしたい場合の転職:30歳がデッドラインに

これまで経験を積んできた業界から一転、新たな環境でゼロからキャリアを積みたい場合は30歳までに転職するのが望ましいです。

業界が変わると未経験として一から学び直していく必要があることに加え、働き方や風習、文化も大きく変わるため、それらに慣れるのに一苦労します。
もしこの転職者が若ければ若いほど環境の変化にすぐに適応でき、新しく学んだことの吸収スピードも早いと考えられます。

そのため、業界未経験OKの求人も若手の人材を対象にしていることが多くなります。

特に社会人として働き始めたことで学生の頃に思い描いていたイメージと実際の業界イメージが違ったことに気づいた若手の方は、早めに動きはじめることでスムーズなキャリアチェンジを実現できるでしょう。

結婚や出産といったライフイベントを見据えた転職:予定より1年以上前に転職しよう

結婚や出産など、私生活と仕事の両方に大きな影響を与えると考えられるライフイベントを見据え、「柔軟に働ける会社に転職したい」「子育てのために定時で帰れる会社に転職したい」などの希望が出てくるケースもあるでしょう。

しかし、企業にもよりますが、育児休暇や時短勤務などの制度は入社から一定期間が経過しないと利用できないケースがあります。

また、制度として許可されていたとしても転職直後に産休や育休を取ってしまうと(制度目的で入社したのかな?)とあまり良くない印象を企業側に与えてしまう恐れがあります。

ライフイベントは人生において大きな転機となるため、それらと同時に転職の予定を入れてしまうと慌ただしくなってしまい、想定外のトラブルが起きたときに対処しきれなくなることも考えられます。

まずは転職を先に完了させ、転職後の生活に慣れたタイミングで結婚・出産を迎えられるように計画を立てるのが理想的です。

この場合、結婚・出産したいと思っているタイミングの一年以上前には転職を完了させておくと安心です。

【2020年転職最新事情】転職者には有利な状況が続く

転職においては自分自身のタイミングだけでなく、転職市場の動向や、経済状況の変動が少なからず影響を及ぼします。極論を言えば、同じ企業の同じ部署にエントリーするとして、リーマンショックの前年と翌年では採用の可能性が大きく異なってしまうことになるのです。
日本全体の景気だけでなく、業界別の動向も追いかける事が大切です。

人材紹介会社のDODAが毎月発表している転職の求人倍率によると、「IT・通信業界」に関する求人はここ数年、常に5倍以上を記録しています。これは、「IT・通信業界」を志望する人材1人につき、5件以上の求人が常にあることを意味しています。
伸びている業種や、今後伸びるだろう業種などにアンテナを張りつつ、最適なタイミングで転職をすることが重要なのです。

コロナウイルスの流行でも採用継続の企業が半数以上。採用の好機と捉える企業も

また、直近で注目したいのがコロナウイルスの流行による採用活動への影響です。人件費を削減するために採用活動を停止する企業も少なくないため、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
2020年3月17日から22日にかけ、転職エージェントサービスを提供しているエン・ジャパン株式会社が「ミドルの転職」上で転職コンサルタント220名にコロナウイルスによる中途採用への影響について調査を行いました。

まず、「新型コロナウイルスが流行しているが、継続して採用活動を行っている企業は全体の何割程度か」という問いに対し、半数近くのコンサルタントが「8割以上」と回答しています。
全体で見ると実に85%のコンサルタントが「半数以上の企業が採用活動を継続している」と回答したことになります。
また、現状を逆手にとって採用強化の好機と捉え、積極的に採用を行っている企業が「ある」と回答したコンサルタントが37%いることも判明しています。

「現状を好機と捉え、積極的に採用活動が行われているように感じる職種」は上記の表のように、技術系(IT/Web/通信系)や営業系で半数を占めています。
採用の好機と捉えている理由は
大手企業の採用縮小に伴い、優秀な人材の獲得チャンスが増える
コロナウイルスによって業績が悪化した企業から優秀な人材が転職市場に流出する
在宅勤務、Web面談の浸透により平時では転職活動に時間を取れなかった求職者の動きが活発化する
などが挙げられました。

これらの背景を受け、転職コンサルタントが「積極的に採用活動が行われていると感じる」企業タイプは「ベンチャー企業」が36%、「中堅中小企業」が33%、「外資系」が30%となっています。このような調査結果をもとに自身が志望する業界や企業タイプの採用動向を掴み、今転職するのがタイミングとして良さそうかどうかを判断した上で戦略を立てることが求められるでしょう。

転職時に注意すべき5つのこと


続いては転職時の注意点についてまとめていきたいと思います。
休職中ではなく在職中の方に向けての注意点が多いので、その点も踏まえてご確認下さい。

注意点1.引き継ぎはあらかじめ計画的に

よく耳にする悩みに「仕事を辞められない」ということがあります。
上長に引き止められているケースや、担当している業務が切りの良いところまで完了せず引き継ぐにも引き継げないケースなどがあるようです。
転職活動を始めるタイミングで、現職の業務を引き継ぐことも視野に入れなければなりません。転職が決まり上長に伝えるタイミングでは、あらかじめ引き継ぎの段取りがある程度取れている状況が理想的でしょう。
多くの場合、転職は同業内で行われます。立つ鳥跡を濁さずではありませんが、悪評が立たないよう円満な退職が行えるような心がけが必要です。

注意点2.タイミングによってはボーナスに影響する

転職することを現職に伝えると、ボーナスが減額となることがあります。大きな企業では満額払われる場合もありますが、そうでないケースを少なからず考慮すべきでしょう。
ボーナスは一般的に6月末と12月頭に支払われます。また、転職を行う際には上長に遅くとも1ヶ月〜2ヶ月前には伝えることが求められます。
転職活動が長引くことも考慮すると、もしもボーナスを満額得たいのであれば、いずれかの支給直後に伝えるのが賢明です。
とはいえ、ボーナスのために転職時期を調整することが必ずしも正解ではありません。転職先企業は少しでも早く入社してほしいはずですし、ボーナス支給直後に転職を伝えると、少なからず現職での印象が悪くなる可能性もあるでしょう。
また、転職活動が1ヶ月で終わることもあれば3ヶ月以上続いてしまうこともあります。転職時のボーナスは無いものと考え、遺恨を残さない形で転職するのが最善ではないでしょうか。

注意点3.キャリア構築をしっかりと行う

歳を重ねれば重ねるほど、転職にはスキルや実績面でのキャリア構築が不可欠になります。
特に30代での転職では、このキャリア構築を視野に入れ、キャリアアップしていることを前提とした転職が求められるでしょう。
キャリア構築で大切なのは、自分にとっての最終的な目標を設定し、それに向けて段階的に転職を行う(また、現職で実績を積む)ことです。
最終的な目標とは、「年収1000万」や「5人家族を養う」や「役員になる」など、仕事人生の一つのゴールをイメージしてもらえればと思います。このゴールから逆算し、転職を行うのです。

 

転職支援サービスを運営しているDODAが発表した「転職回数と成功率の関係性」によると、転職回数が多ければ多いほど転職に不利であるというデータがでています。
このことから、残りカードが少ない30代の転職では、20代のころ以上に最終的なゴールに前進しているものでなければならないといえます。
なお、30代のキャリア構築については以下の記事でより詳しくご紹介しています。最終的なキャリアが曖昧な方は、こちらの記事を併せてご覧ください。
https://lavel.jp/career/service/530/

注意点4.役職アップ、管理職への昇進直後の転職に注意

転職を検討しているタイミングで役職アップや管理職への昇進を伝えられるケースもあるかもしれません。
肩書きが上がったことで人材価値も上がり、求人のレベルも上がるかもしれないと考え、そのまま転職活動を続けるかもしれませんが、昇進した直後に転職すると会社からの反感を買う恐れが非常に高いです。
今すぐに会社をやめたい理由がある場合は会社と交渉する選択肢も考えられますが、よほどのことがない限りは昇進した役職で経験を積んでから転職することをおすすめします。
その方が禍根を残さず、かつその役職での経験を生かした転職を実現できます。

注意点5.長期間の無職は、転職に悪影響を及ぼすことも

転職を機に数ヶ月の休暇を取得し、無職期間を謳歌される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このことにより転職が困難になる可能性があることを知っておかなければなりません。資格の取得や、親の介護など正当な理由があれば話は別ですが、全く目的もなく数ヶ月のブランクを作ってしまった場合は、働く意欲が低いとみなされる場合もあるのです。
そもそも、在職中の転職活動と、仕事をやめて無職状態での転職活動では企業側の採用姿勢が異なるケースもあります。
例えば、無職の場合は転職を急いでいる場合もあるため、転職時の条件を低く提示されるケースがあります。また、なぜ在職中に転職活動を行わなかったのかについて厳しく追及される場合もあるでしょう。
よほどの事情や目的、もしくは覚悟がある場合を除いて、できる限り在職中に転職活動を行うのが賢明です。

転職エージェントを利用して市場のタイミングを掴む


市場動向としてのタイミングはもちろんのこと、年齢としてのタイミングも自分1人では判断しかねる場合があります。
企業や業種によってキャリアプランに違いがあるため、転職に関する知識が豊富な方から客観的な意見を貰うことは転職の成功に直結していると言っても過言ではありません。
しかしながら、そう都合よく転職のプロフェッショナルが友人知人にいることは稀(まれ)です。そこで利用したいのが「転職エージェント」というサービスなのです。

転職エージェントとは、担当制の転職支援サービスです。登録するとエージェントと呼ばれる転職のプロフェッショナルが担当者となり、転職活動全般をマンツーマンでバックアップしてくれるのです。
具体的には、以下のサポートを受けることができます。

  • 現在の市場価値やキャリアプランへのアドバイス
  • キャリアプランや希望に応じた求人の紹介
  • 履歴書や職務経歴書など、応募書類の添削
  • 面接内容のアドバイスや模擬面接の実施
  • 企業との面接日程の調整
  • 面接後に企業担当者へのフォローやプッシュ
  • 内定後の給与交渉、など

特筆すべきは「現在の市場価値やキャリアプランへのアドバイス」です。転職エージェントでは、最初にキャリアカウンセリングと呼ばれる面談が行われます。これは、転職希望者の状況やキャリアプランを踏まえ、適した求人を紹介するためのヒアリングです。
また、このキャリアカウンセリングでは、業界の動向や転職市場の状況を踏まえたアドバイス貰うことができます。転職に関する知見が深いプロ目線でのアドバイスを貰うことができるため、転職のタイミングも含めた「より良い企業に転職するための最善策」を練ることができるでしょう。
マンツーマンでサポートをしてくれる転職エージェントですが、マンツーマンであるがゆえに、担当になったエージェントのスキルに左右されてしまうというデメリットもあります。
ですので、転職エージェントは複数社に登録するのが基本です。4,5社に登録し、熱意が高く相性が良いと感じたエージェント2,3人に絞って利用するのです。
以下では、おすすめの転職エージェントを紹介しています。いずれも大手の老舗エージェントであり、優良な求人紹介を行ってくれるでしょう。ぜひすべてのエージェント会社に登録し、選定を行うようにして下さい。
なお、転職エージェントの詳しい使い方(選定方法)やメリットについては以下の記事でご紹介しています。登録前に下調べがしたい方は、こちらの記事をご覧ください。
https://lavel.jp/career/service/390/

マイナビエージェント

大手転職サイトとして知られるマイナビが運営するマイナビエージェントも、利用すべき大手エージェントの一つです。
こちらもDODA同様キャリアカウンセリングに力を入れており、直近の転職だけでなく5年先・10年先・20年先を見越したキャリアプランの提案をしてくれることでしょう。
また、マイナビエージェントは年収のアップに力を入れており、実績も豊富です。転職の目的として年収のアップを条件として考えている方は、登録必須のエージェントです。

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マイナビエージェント

DODA(転職エージェント)

出典:DODA

人材紹介会社大手のパーソルキャリアが運営するDODAは、リクルートを追いかける規模の大手エージェントです。大手ならではの求人数とサポート力が魅力です。
DODAは「キャリアアドバイザーとの相性の良さ」や「経験を活かせる求人数」など、5つの分野で顧客満足度の高さを評価された実績があり、キャリアカウンセリングの質にも定評があります。
カウンセリングはキャリア構築に欠かせないため、顧客満足度の高さは重視すべきポイントの一つであるといえるでしょう。

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DODA

JACリクルートメント

ミドル層の転職におすすめなのが、JACリクルートメントです。年収500万円以上のミドル〜ハイキャリア層の転職支援に特化しており、外資系企業や幹部候補などの求人が充実しています。
特に外資系企業の転職には強く、外資専任のエージェントが在籍しています。英文の応募書類の添削や英語での面接対策も行ってくれるので、他のエージェントではない価値を感じることができるでしょう。
もちろん、日系企業の求人も取り揃えています。30代であれば、年収500万円以上の方は決して少なくありません。該当される方は必ず登録するべきエージェントです。

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JACリクルートメント

リクルートエージェント

人材業界最大手のエージェント会社がリクルートエージェントです。業界最大の求人案件を保有し、数多くの転職実績を持ちます。
転職実績に裏付けられたサポートには定評があり、応募書類の添削や模擬面接の実施など、採用確度をあげるためのバックアップが手厚く用意されています。
リクルートという企業自体のブランド価値も高いため、大手からベンチャーに至るまで多くの企業が求人を出稿しています。自分のキャリアプランに応じた企業を紹介してもらうことができるでしょう。

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type転職エージェント

関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)内での転職であれば、type転職エージェントを利用しましょう。エージェント事業部の規模としてはマイナビにも引けを取らず、求人数も豊富です。
しかし、知名度では他のエージェントに少々劣っていることが否めません。とはいえ、利用者が他のエージェントよりも少ないことによって、一人ひとりにかけるサポート時間が長く丁寧であると推測されます。
大手企業とのコネクションも豊富であり、エージェントが人事担当者と直接つながりを持っていることも少なくありません。企業ごとにカスタマイズされた対策が期待できます。

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まとめ|

30代 転職 タイミング

転職を検討する理由は人それぞれです。
しかし、どんな方にも共通して言えることは、ご自身の年齢・転職する目的に応じて最適な転職タイミングを知ったうえで転職活動を行えるかどうかで成功率が大きく変わってくるということです。
今回ご紹介した転職タイミングの注意点も踏まえ、目標にステップアップするための転職を心がけていただだければ幸いです。そして、そのためには転職エージェントを余すことなく活用するのが良いでしょう。

転職のタイミングに悩んだら、転職エージェントを利用しよう
転職にベストな時期は一人一人異なります。しかし、転職のプロに相談することで、適切なタイミングを見つけることができるでしょう。 一方で、転職を成功させるためには相性の良いエージェントと出会えるかどうかが重要です。 こちらの記事では、数ある転職エージェントから、自分にぴったりのエージェントを見つけるために、
  • 転職エージェントを選ぶ際に気をつけたいこと
  • 転職エージェントをうまく活用するポイント
  • 転職エージェントに関するQ&A
などについて、徹底的に解説しています。 これを読めば、転職の悩みを解決してくれるエージェントに出会えるはずです。